次に「ソフトテニスとは攻めと守りの競技」であるということです。
攻めとは自陣にボールがある場合で、守りとは敵陣にボールがある場合です。簡単にいうとサッカーやバレーボール、バスケットボール等の競技でのオフェンス(攻撃)とデフェンス(防御)のスタイルを想定してください。
また、もっともたいせつなのは自陣や相手の陣形により攻めと守りの陣形があることを覚えて頂きたいと思います。 具体的に陣形(フォーメーション)は、前、後衛の雁行陣、平行陣というダブル後衛、ダブル前衛及び両前後衛です。この陣形を自陣と相手陣がどう陣を張るかで攻めと守りの陣形がきまります。
攻め(オフェンス)は前頁(ツウーバウンド競技)、前々頁(ポイントを得る競技)で説明しましたし、次頁(サイドを替える)や次々頁(弱点を攻める)で説明しますので参照にしてください。 この頁では守り(デフェンス)について説明します。攻めるには守りがしっかりしていなければなりません。どのスポーツでも同様ですネ。
ソフトテニスではダブルスの試合が中心ですが、ダブルスの場合は二人で自陣を守ります。皆さんはペアとどのように自陣を守っていますか?前、後衛ですから前と後でしょうか?前、後衛の守りですとネットの長さほどの10.97mをどちらも前、後で守らなければなりません。これでは大変ですよネ。
すなわち、前、後衛の陣形においてもネットの半分の長さのサイドbyサイドを守ればいいのです。自陣コートをセンターマークで2分割し、前衛側と後衛側の縦の守備陣営になることです。 自陣コートをセンターマークで2分割し、前衛側と後衛側の縦の守備陣営になることです。要するに、前衛のサイドに来たボールは前衛が守ります。当然のことながら後衛のサイドに来たボールは後衛が守ります。すなわち、自分のサイドにボールを呼び込むポジションになります。ですから、前衛のポジションはミドルポジションになります。簡単にいうと前衛は自陣を空けておくことになります。
また、ダブル後衛、ダブル前衛、ダブル前後衛においても同様です。 守りの基本はサイドbyサイドです。 もう少しすればシングルス大会が公認の大会として開催される予定です。 ジュニアにはシングルスを是非やってもらいたいスポーツです。 自分でどれくらいできるのか試す絶好の機会だと思います。 二人の共同作業もいいのですが,お互いの失敗のなすり合いや責任のがれ的な偏重が選手から親から増えてきました。 ジュニアには勝利至上主義でしょうか?それとも心身の育成でしょうか?。 シングルスをプレーすると攻めや守りがとてもよく理解できます。 是非取り入れてみてください。 JSTCはシングルスを中心に活動しています。 ※ここでいう「ダブル後衛」とは、ワンバウンドストロークプレーヤーです。また、「ダブル前衛」とはノーバウンドストロークプレーです。「ダブル前後衛」とはどちらもできるオールラウンドプレーヤーです。 |